有楽町 2
身勝手なスポンサーが口出しすることなく、
ちゃんとした原作を力量の確かな監督が作品にすると
まあまあのヒット作となる。
この当たり前を最近では、邦画が元気だ、という視点で
語ることが多いようだが、プロモーションの現場は相変わらず大変なようだ。
ということで、今夏公開予定の邦画を配給会社の試写室で観た。
正確には観てほしいと言われたわけだが。若年性アルツハイマーになった母親の住む小豆島に、
少年がひとりで、しかも自転車で向かうという物語だった。
原作の帯にも「涙でページがめくれなかった」、とか
映画関係者も「ストーリーがわかっていても観てる度に号泣する」、とか
そんなことを吹き込まれ過ぎたせいか、
オレは、ラストでちょっと目頭が熱くなった程度だった。
意地でも泣くもんか、と思っていたわけではない。
全部で20席ちょっとの試写室には、オレの他に2人しか
居なかったので、号泣でも嗚咽でも周囲を憚らずに
大いにしてやろうかと思っていたのだが。
やはり、オレはノンフィクションの世界ではないと
涙が出ないということがよくわかった。
銀座地下駐車場に向かいながら、オレは最後に
泣いたのはいつだったのか、思い出していた。
天国へのアプローチ
一昨日から今朝方まで降っていた雪に加えて、
その低気圧が太平洋に抜け去ったあとに寒気が入り込み、
ぱふぱふの深雪がマイナス5℃でイイ感じに
キープされている。
一ノ瀬を出発し、高天原でアップ代わりに軽く一本滑り、
横手山までのバスに乗った。
横手第1スカイリフトに乗った途端、他のゲレンデとは
風景が一変する。
太陽は燦燦と降り注ぐが、
気温がさらに下がる。
空気の清廉さが違う。
樹氷の厚みが違う。
高度もさることながら、一帯でも風が強いエリアなので
滑走禁止ロープが張ってあるポールもこんな有様である。
志賀で滑るというヨロコビが抑えきれなくなる。
そして、
今年もまた横手山に...
キタ━━(゚∀゚)━━ッ!!
と。
Sony Open in Hawaii
久々に丸ちゃんが来るか!? と思ってたんだけどねー
3日目から上り調子だったザック・ジョンソンが
そのままの勢いをキープした結果になった。
丸ちゃんの試合はこのところ見ていなかったが、
もう無理に飛距離に拘らず、丁寧にパーを重ねる中で
勝機を掴もうとしているゴルフを徹底できている様子。
PGAツアー4勝目が見えた気がするぜ。
遡ること数日前。
ハワイから東京に帰ってきて、寒い寒いとオレが愚痴メールを
送っていたら、ハワイの友人のひとり、あっちゃんから
メールが来ていた。
「日本は寒そうですね。こっちはこんな感じです♪」
。。。どーせ、毎日ゴルフしてるっていうんだろ!?
_| ̄|○
何も言えねぇ。
black out!
その日の晩飯は近所で済ませることにした。
特に理由も無いが、借りているコンドから歩いて3分ほどの
Ena Rd. 沿いにある和食屋を予約。
6時前にはひと通りのオーダーを済ませていた。
まずは、バドライト。
ぐびぐびっと。
今日のゴルフも楽しかった。同時に悔やまれる点も多々あり、
そしてまた明日のラウンドが待ち遠しくなる。
続いて、モンダビの赤。
夜明けとともに目覚め、ゴルフをし、旨い酒を飲み、また眠る。
もう二度とTokyoでは生きられないと思うくらい楽しい日々。
きんぴら、ホウレン草のおしたし。
揚げ出し豆腐、肉じゃが、魚介のサラダ。
焼き鳥の盛り合わせ、それからそれから、
じゃんじゃん食おうぜ。
ハワイの和食も随分バラエティに富み、旨くなった。
20年という月日は、実にいろんなものを変えている。
というようなことに思いを致しつつ、
摘まみの品々がイイ感じで胃袋に入り込み、締めの一品は
何にしようかとメニューを見始めた頃だった。
「そういや、この店の照明は幽霊電球だね」
「え?」
「さっきから、ほら、あそこ。 今にも落ちそうだ。
まるで電圧が足りないみたいだぜ。」
「ホントだ」
「なんだかんだ言っても田舎だよな、相変わらずハワイは。」
苦笑しながらも、それもハワイの良さだなどと思いながら、
ガーリックステーキ、ご飯と味噌汁をオーダーした。
そして、再び今日ラウンドしたHICCの18番の攻め方を
再考し始めた時、
店の電気が一斉に消えた。
お、と思うも客の誰もが無反応。
この辺が日本と反応違うところかもしれぬ。
とりあえず、会話も食事も続けている。
っていうか、スタッフ~早いとこブレーカーを上げておくれ。
おや
そういう問題じゃないな、
と思い始めたのは、5分経っても店が明るくならず、
スタッフが各テーブルにろうそくを置き出した頃だった。これでムチなども配ると
集団SMプレイ居酒屋だな、なんじゃそりゃ。_| ̄|○
イヤな予感。
店の外に出てみる。
向かいの高層コンドも全戸が真っ暗だ。
一部のラナイでは懐中電灯らしき光が動いている。
kalakaua沿いのワイキキランドマークタワーも
その先に見える山側も、真っ暗だ。
あっりゃぁ~
どうやらワイキキ全体が停電してるぜ、こりゃ。
超レアでもいいからとリクエストしたが、結局、ガーリック
ステーキは出てこず、急遽オーダーを刺身盛り合わせに変更した。
ご飯と味噌汁にもあり付けたからよしとしよう。
揺れるキャンドルの中で刺身定食を食うという体験が出来た。
ともかく人間、食欲が満たされるとイライラしなくなるようだ。
少しぬるめのお茶が運ばれたところで、現地の友人の1人、
デイビッドから電話が入った。
「Ryo どこにいる? 大丈夫か?」
「ああ、腹も一杯だし、ハワイならではの歓迎を楽しんでるよ」
「ハハ、それならOK
でも、Oahu全島が落雷で停電だ。
2年前の地震の時は復旧に10時間以上掛かったところもあったから
気長に待ったほうがいい。時間があればこっちに合流しろよ。」
「KahalaでBBQも悪くないが、
え!?てか、なんて言った?! 全島停電かよ!
落雷なら1時間くらいで復旧してほしいね。
まずはRemi と長い夜を有効に過ごすよ。」
「Have a great night♪」
などと暢気なことを言い合いながら、
そのまま店に居ても仕方が無いので、信号も消えて
ある意味大変賑やかになっている Kalakaua 通りをぶらついた。
確かに、このまま部屋に帰っても真っ暗じゃ、することは1つだが、
それもいいね、とやっぱり部屋に戻ることにした。
もしかすると、
今年の秋辺り、オアフでは大量の停電ベイビーが
誕生するかもしれぬ。
部屋は35階。
階段を歩きかと覚悟していた。
ただ、さすがにコージェネが起動し最低限の発電はしているようだ。
4機あるうち1機のエレベーターが動いている。 その他にも非常階段や
廊下、パーキングロットなどはちゃんと照明がされていた。
明るい廊下から部屋に入った途端、ほぼ真っ暗♪
壁に手を付いてヒールを脱ごうとしている礼美をオレは
背後から襲った。後ろから強く抱きしめ、そのまま長くて
深いキスに突入。
唇だけは離すことなく、アシモがどんなに改良を重ねても
絶対にできないような手と指の動きで、互いの目が暗闇に
慣れてくる頃には、オレは礼美をほぼ全裸にしていた。
それでも何故かヒールだけはしっかり履いている格好に
礼美は荒い息遣いの中で恥じらい、オレはその仕草に完全に
スイッチオ~ン
何度も絶頂を提供し(^0^)V
何度か絶頂に達し_| ̄|○
ワインをまた飲み、いつしか眠っていた。
翌朝。
まだ停電かよっ!!
_| ̄|○
ちなみにこれ↓が普段のワイキキ。
結局、雷ひとつで全島停電14時間。_| ̄|○
オバマもびっくりじゃねえか?
何より第七艦隊の拠点、三軍と海兵隊の基地のある
要衝が思わぬ弱点を露呈したことは痛恨だろう。
ただ、インフラ整備をちゃんとしなくちゃマズイと、
次期大統領が身をもって理解してくれたなら、この
アクシデントも島民にとっては天の配剤、大変ラッキー
なことだったかもしれぬ。
今日はPearl CCでコンペ参加、やったるぜー