電脳東京本店 -7ページ目

赤坂5



Sacas で、すっかり動線が変わったね、一ツ木通り界隈。



でも、人の流れに逆らいたくなる性分のオレ。


行くのは、目の前にタワーが出来ても、

ひっそりと昔の風情と味を守る一軒の店。


暖簾をくぐると小上がりとカウンター。

常連客がカウンターに二組ほど居る程度。


バブルの頃はいつ来ても満員で大変だったが、

このくらいの落ち着きが丁度いい。


オレたちもカウンターの奥に座る。



じゃあ、いつもの。

あ、でも、鯛めしはこの雷神光っていう米で炊いて。


3合ありますから、1合余りますけど。


じゃ、あとは適当に食べて。

あと、ビール。


はい、ただいま。



そんなやりとりで幸せな時間が始まる。


突き出し、煮凝り、炊き合わせ。

何が出てきても旨い。









はい、炊き上がり。







旨っ!
出汁がいいねぇ!


結構食べて飲んでるはずなのに、ここの鯛めし

2回はおかわりしちゃうね。


ふぅ~



お腹が一杯になるだけではなく、気持ちも幸せになる。

そんな満腹感



ここで帰れば優等生なのに、赤坂のど真ん中から

9時前に離脱するのは容易じゃない。

タクシーに乗ったのは1時を少し回ってからだった。



AP伝にして、この有様か。


トリノの“熱唱”は口パク

 

体調不良でパバロッティ氏


世界3大テノールと呼ばれ、昨年9月に死去したイタリアのテノール歌手

ルチアーノ・パバロッティ氏が、最後の公の舞台となった2006年の

トリノ冬季五輪開会式で“熱唱”したアリア「誰も寝てはならぬ」は

健康状態を懸念して事前に録音されたものだったことが9日までに分かった。








これさあ、


観てた人は大抵気付いたんじゃねえの?

いや、まじで。


気付いてただろ、アンタも。

そこのアンタも。


ついでに言うと、


あん時、パバロッティは

自力では立っていなかった。


っていうことも観てりゃわかるよな?




そんなことを、

ただ単に関係者が最近著書で書いたからって

の首とったみてえに、そのまんま報道するなよ、AP!



なんか力抜けた。

_| ̄|○




日本のワイドショー並みの発表ジャーナリズム。

右から左の受け売りジャーナリズム。

本質的なニュースバリューの無いジャーナリズム。


見ていてゲンナリするのは今の政治だけじゃないぜ。





森を歩く




東京はすっかりだ。

が、富士のふもとは別世界。


朝から山に入る。

山で遊ばせてもらうためにきたのだ。









聞こえるは鳥のさえずりを落ち葉を踏む音だけ








無心に歩く。

飽きるまで歩く。

冬山に比べれば、すべてが優しく暖かい。



時折、動物の気配で足を止め、相手が動き出すまで

オレも何分でも気配を消してみる。


傾斜を駆け上がり、反転傾斜に垂直な姿勢で

駆け下りる。その勢いで木に登る。


口笛で鳥を呼んでみる。

日差しが暑いほどになってくる。

ザックを枕にして枯れ草に横になり、目を閉じる。


どれくらい寝ていたのか。

風の音で目が醒める。



コッヘルで湯を沸かす。

イタリアンローストをフィルターに乗せ、ゆっくり湯を落とす。

そこで動いているのは湯気だけだ。



日が傾き始めると気温は途端に氷点下に近付いていく。


息が白い。

煙草を一本吸い、車に戻った。




イグニッションキーを回そうとして、しばらくドアを開け放ち

辺りの静寂を楽しんだ。


だが、六本木での待ち合わせもあるので、

オレは何かを振り切るようにエンジンに点火した。






千鳥ヶ淵



週末の夜。


もうこれ以上は咲けんとばかりに花びらを広げているを見上げた。


花見に出掛けたというより、所用で番町に行った帰りに、

礼美と待ち合わせてぶらついただけだが。









散り際、桜吹雪の中を歩くのも好きだ








昼もいいが、夜もいい。


日本人が桜に見出すメンタリティとは潔さの象徴か、

はたまた凛々しさ、儚さ、気高さか。






あんなにキレイな桜が散ってしまうのは、やっぱり寂しいと思う?



夜桜見物で冷えた体を温めようと、

を張ったバスタブに浸かりながら礼美が聞く。

オレの胸まで伸びてきた礼美の足裏をマッサージしながらオレは答える。



やがて無くなると思うから寂しいんだよ。


でも、実際に盛大に散っている時の桜を見たことあるか?

あれは見ていて気持ちいいぜ。

精一杯頑張って、昇天しているようだ。


昇天なんだ、涼らしい。

私は、繋がっていると思うから、そのあとも楽しみ。

桜が散るということは、新緑の季節の訪れだもの。




桜も咲いて散るだけなのに、

人も生きて死ぬだけなのに、

受け止め方はいろいろだ。


そんなことを考えながらオレはビールを沢山飲んだ。

夜風が気持ちよかった。





八重洲 1




いくつになった?



と聞かれて即答できない歳になっちまったよ。

_| ̄|○


言いたくないのではなく、覚えていないということだ。_| ̄|○


うん?あれ、と思いながら昭和83年換算したり、西暦で計算したり。

ああ、そうか、やべ、間違えてた、みたいなことが起きだしたぜ。





ま、そんな話はいいから乾杯、乾杯






「クロサギ」効果で客が増えたようだ




それにしても、やれ誕生日だ、やれお祝いだと言って誘いがあるうちが華だ。


この重厚な構えのレストラン、

ヌーベルクイジーヌならぬ、ヌオボイタリアーノとでも言うのだろうか。

動物性油脂などは使用しない方針らしいが

決して淡白過ぎるという印象は無い。

確かに、野菜の扱いが上手い。


ふむ、礼美が好きそうな味だ。
近いうち連れてきてやろう。

礼美は山Pファンらしい。

_| ̄|○




西麻布 2




まず、表通りからちょっと狭い路地に入るんだ。


そこには、知らなければ通り過ぎてしまう

そんな作りの大きながある。



を開けると、


赤い照明に照らされて、何か大きな魚の胃袋に

飲み込まれてしまうかのような赤い絨毯で覆われた

階段が地下に向かってグワぁっと延びている。



隠微だろ?

で、その扉を入った瞬間、もう私、なんかされちゃうんだろうなって思うだろ。


うん。


それでも行ってみるか?


うん。



仕方あるまい。

今夜も寝不足決定だ。






オレはもう酒は要らない。キミに酔っているから





体が沈みこみすぎるソファよりも、オレは

妖しく光沢を放つカウンター席が好きだ。


さあ、いろんな楽しい話をしよう。



Top Season


昨日まで志賀に居た。

帰りたくなかった!

とにかく、今年はいいタイミングでよく雪が降ってくれた。

夜に降り、昼晴れる。


もうこれ以上望むべくも無い。

至上の時間を迎えていたわけやね。





前夜に降った雪で、ピステンが間に合っていない午前中。

あっちこっちに移動しながら、もう

ヴァージンスノー食いまくりである。



焼額パノラマコース








そして、夜はまた雪が降り、



たった2日でモニュメント



普通車がこうなっている。

_| ̄|○ムハハ





ということで、



極上大人のOFF



楽しい季節は続いていくね。



某県冒険


まさかここに来るとはね。

人間の欲に限り無し。

呼ばれりゃ行くよ。

酒も旨いし、ねえちゃんも美人。_| ̄|○

それに城壁が見られるところなら

言うこと無し。






のどかだねぇ




マニアならすぐわかるだろうが、

こっそりこんな角度から。


夜は、新地という飲み屋街で引き回された。

新地と書いて、あろち、と呼ぶらしい。






クラブもバーも安ぃー。

こりゃ毎晩豪遊気分が味わえる。





締めは、井出商店。







2年連続日本一らしい

しかし、県内では10番目くらいらしい。

高校野球の神奈川県大会状態だ。




うみゃ~い♪

深い味なのに後味がしつこくない。

他府県からも客が来るわけだ。



また来るな、この県。





袋田の滝




今年は暖冬なのか、そうでもないのか

わかりづらい。


それは北関東とて同じこと。


実は茨城は栃木、福島との県境にあたる大子町辺りまで

基本的には関東平野ということになっており、

この時期でもスタッドレスは常備品ではないらしい。


昨日まで現地に居たらそんなことも言ってられないが、

そこそこ冷え込んでこないと袋田の滝も凍ってはくれない。


先週金曜日に水戸まで来たついでに大子町

湯にでも浸かり、常陸牛でもつつきながら酒を飲んで

そのまま寝てしまう、なんていうのはどれほどご機嫌なんだろう


と思ったら最後、イッちゃうね。






すっげ旨ぇ!




こりゃたまらん。米沢、神戸に負けてないぜ。

来て良かった。




ナンダ、この漲る力!

ヒ立チ牛 ナンツッテ_| ̄|○



翌日、午前中に袋田の滝に出掛けた。







夏も良さそう






前日までそうでもなかったらしいが、この日はなかなかの凍りっぷり。

もう少しで全凍だ。


そうなったら、アイスクライミング野郎が結構来るのだろう。



秋にまた来たいね。



帰りの常磐道は至って順調。

交換したブースターを試すのには格好のコンディションだった。




あの頃



すれ違うと同時に声を掛ける。


全体の印象さえ違和感を覚えなければ

とにかく声を掛ける。


アマンドの前。

みゆき通り。

ポルシェビルの前。


場所も気にしない。


水商売にOL、看護婦、家事手伝い、人妻、後家さん、女子大生。

手当たり次第だった。


そんなダチに付き合って、んなもんは簡単よとばかりに真似てみる。

だんだんコツがわかってくる。



何事も経験だ。

時が来れば飽きてくる。


その時の教訓と言えば、

女は決して外見では判断はできんということくらいだ。


いや、それが実に奥深い話のオンパレードでもあるのだが、

若気の至りを開陳する趣味は無いのでここでは書かないが。

いま?超厳選ですよ、とびきりの女しか口説かないね。


そして、



あの頃。


冬はやっぱり山に居た。

色めきたつ夜の街も好きだったが、

雪以外何も無い山に向かっていく自分も好きだった。


伝説のスキーヤーが居た。

テレビにかじりついた。

孤高の天才ステンマルクや、スラロームからスーパーGSまで

常に上位に入るオールラウンダー、マルク・ジラルデリ。



ベッドでも内転筋を鍛えながら腰を動かしていた。

_| ̄|○





うん、そうだな


あの頃と基本は変わっていないね。

どこまでいってもオレはオレだ。

欲しいものは欲しい。


今日も爆弾低気圧でいい雪、降ってんだろうなぁ。





渋すぎる!♪




この板もかなり欲しい。