六日町から十日町
山手線内の面積と同じくらいなのが、新潟県十日町である。
3年に一度、その町いっぱいにアート作品を散りばめる
のが越後妻有トリエンナーレだ。
前から気になっていたので、行ってみた。
とはいえ、乗り物やアトラクションがあるわけでない。
基本的に動きもしないアートをぼーっと見て回るわけである。
ただ、夏のジリジリした陽の光を浴びながら、田んぼの
あぜ道をぶらぶら歩き、廃校を活用したカフェで何となく
くつろぐのも悪くはなかった。
初日は、冬の景色しか記憶に無い六日町の温泉に
浸かり、山と海の幸と共に旨いコシヒカリを食す。
どこまでも眩しい水田地帯が続く。
これぞ日本の原風景か。
次の日も好天。
十日町エリアに移動し、アート巡り開始。
宿は松之山温泉郷に決めこみ、ビールを
飲んでは温泉の繰り返し♪
三日目は、松之山、津南エリアをダイナミックに。
「黎の家」は、古民家丸ごとアートにしているが
一階部分には最新の厨房設備を擁したイタリアン
レストランが開業する。
田舎の夏をこれまでと違った形で堪能できた。
2009年、夏。
天下泰平である。