鶴橋から。。。
夏やね。
ビールやね。
とくれば、焼肉やーっ!
というわけで、なぜか関西弁になってしまうが
やって来ました焼肉の聖地、大阪は鶴橋。
とある住宅街に隠れるようにして佇む名店。
一般住宅の大広間に七輪を並べて焼くというスタイル。
通常の焼肉店あるような集煙装置が個別の席に付いていない。
部屋の壁に言い訳のように取り付けられた家庭用換気扇が
うなりを上げるのみの構造である。
普通そんな焼肉店は無いわけなので、想像しにくかったが、
その大広間にある8つ程度のテーブルで焼きだすと、どうなるか。
たちまち煙幕を焚いたような状況になる。_| ̄|○
風向きによっては、火事場で逃げ送れた人の
心境がよくわかるグズグズの状態になってしまうのだ。
ということで、全国でも珍しいこんなサービスが。
_| ̄|○
とりあえず爆笑。
実際に、店内では何人もこの無料オプションをオーダーしていた。
向こう2週間は焼肉は食いたくないと自然思われる状況になり、
仕方なく夜の散策へ。
折角なので、ここはひとつ姿を消しつつある日本の
ある意味、原風景を確認しに飛田新地へ。
あった。
そこにはまだ隠微な世界が確実に広がっていた。
大沢在昌の「魔女の笑窪」に出てくる「島」を彷彿とさせる
ディープな一帯である。横浜の黄金町の「ちょんの間」を
もう少し見てくれ良くした構えだと想像してくれればいい。
黄金町と決定的に違うのは、店イチ押しの娘(場合によっては
やり手ババアと同い年くらいの)を店の玄関で光をバンバン
当てて陳列しているところだ。
確かに相当キレイな娘も座ってはいるが圧倒的な毒気の強さに
多少押され気味になったオレは、「千と千尋の神隠し」の「湯屋」の
モチーフになったと言われる店の前で酔いを醒まして、ついでに
ミナミでも行ってみようかという感じになりつつあった。